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小動物→産業動物に転職して人生変わった話——私の体験談

·11 分で読めます
#小動物#産業動物#転職体験談#地方移住#獣医師のリアル
ワン

ワン

ゆっけ先生、小動物から産業動物に動いた話、もっと詳しく聞きたいです。きっかけとか、移住のリアルとか。

ゆっけ

ゆっけ

わかった、今日は隠さず全部書きます。「人生変わった」 というのは大げさじゃない。それくらい変化が大きかった転職でした。

「小動物から産業動物 = 牛飼いになるイメージ」 で動けない人が多い。その先入観を全部更新する 体験談です。

本記事でわかること

  • 小動物→産業動物に動いた きっかけ
  • 移住前の 葛藤と家族との対話
  • 移住の 準備(住居・車・心構え)
  • 実際に動いてからの 生活の変化
  • 1年経った今の 正直な評価

小動物臨床時代の私

当時28歳、東京都内の中規模動物病院で勤務医をしていました。

数字で振り返る当時の生活

| 項目 | 数字 | |---|---| | 年収 | 480万円 | | 月の労働時間 | 280時間(残業80時間) | | 年間休日 | 100日 | | 通勤時間 | 片道1時間 | | 家賃 | 11万円(1K都内) | | 夜間呼び出し | 月3〜5回 |

ゆっけ

ゆっけ

数字だけ見ると「業界では普通」 なんですよ。でも、普通がきついんです、この業界。


動いたきっかけ

きっかけは1つではなく、いくつかが重なりました。

① パートナーの「体大丈夫?」 の一言

ある日、当時付き合っていた相手に 「最近、笑ってないよ」 と言われた。自分ではわからなかった変化を、外から指摘されて気付いた。

② 同期の体験談

獣医学部時代の友人が、地方で産業動物獣医として働いていた。久しぶりに会ったら、明らかに表情が違っていた。年収・休日・生活の余白、全部が違っていた。

③ 体に出始めたサイン

  • 朝、目覚ましの前に目が覚める
  • 食欲が落ちる
  • 休日も病院のことを考えてしまう

これに気付いた時、「動かないと壊れる」 という確信に変わりました。


葛藤と家族との対話

自分への疑問

  • 6年間、小動物臨床のために学んできたのに、捨てるのか?
  • 牛なんて触ったことないのに、本当にできるのか?
  • 都会暮らしを離れることに、自分は耐えられるのか?
ゆっけ

ゆっけ

特に 「6年間が無駄になる」 という呪い が強かった。これは多くの人が同じところで詰まると思います。

家族への報告

両親への報告が一番怖かった。「せっかく国家資格を取ったのに」 と言われると思っていたから。

実際の反応:

「あなたが元気でいられるなら、どこで何の仕事してもいい。 帰ってこられる距離なら、なお良い。」

予想を裏切る言葉でした。家族は健康と幸せを一番に願っていることに、改めて気付かされた瞬間。

パートナーとの対話

幸い、パートナーは 「一緒に動こう」 と言ってくれた。リモートワークができる職種だったのも大きかった。

ライフイベント前に動いた ことが、結果的に正解でした。


移住の準備

① 求人探し

エージェント2社に登録。「小動物から産業動物への転職」 という相談で、意外と歓迎されている ことを知りました。

エージェント談: 「最近、小動物臨床から動く先生、多いんですよ。産業動物側も小動物経験者を求めています

② 住居探し

地方の家賃の安さに衝撃。都内11万円の家賃 → 地方5万円で1.5倍広い物件

③ 車の購入

産業動物獣医は車必須。中古の軽自動車を80万円で購入。維持費は月2万円程度。

④ 心構え

「牛を扱った経験がない」 不安は、実際に現場に入ったら3ヶ月で消えました。先輩がついて教えてくれるので、不安は杞憂。


動いた直後の変化

動いて1ヶ月で起きたこと

  • 朝、目覚ましで起きるようになった(早朝の早覚めが消えた)
  • 食欲が戻った
  • 休日に「何もしない」 ができるようになった
  • 夜の呼び出しが激減(月0〜1回)

動いて3ヶ月で起きたこと

  • 体重が3kg戻った
  • パートナーと一緒に過ごす時間が3倍に
  • 趣味(読書)を再開できた
  • 仕事のことを家に持ち帰らなくなった

動いて6ヶ月で起きたこと

  • 「もっと早く動けばよかった」 と心から思うようになった
  • 産業動物の仕事の面白さに気付いた
  • 地方暮らしの良さに目覚めた
ワン

ワン

仕事の面白さって、どんなところで感じましたか?

ゆっけ

ゆっけ

「農家さんとの関係性」 ですね。1頭1頭ではなく、牛舎全体・農場全体を診る視点 が新鮮で。経営や繁殖計画にも関われるので、知的好奇心が刺激されまくりです。


1年経った今の正直な評価

| 項目 | 都内・小動物 | 地方・産業動物 | |---|---|---| | 年収 | 480万円 | 620万円 | | 月の労働時間 | 280時間 | 200時間 | | 年間休日 | 100日 | 120日 | | 家賃 | 11万円 | 5万円 | | 夜間呼び出し | 月3〜5回 | 月0〜1回 | | 趣味の時間 | ほぼゼロ | 週10時間以上 | | 体調 | 慢性的疲労 | 快調 |

失ったもの

  • 都心の文化的刺激(美術館・ライブ)
  • 小動物との細やかな関わり
  • 同期との物理的な距離感

得たもの

  • 健康
  • 時間
  • 金銭的な余裕
  • パートナーとの関係性
  • 新しい仕事の面白さ
ゆっけ

ゆっけ

トータルで評価して、200%動いて正解だったというのが本音です。失ったものはあるけど、それ以上に得たものが圧倒的に大きい。


同じ動きを考えている人へ

動く前に考えておくべきこと

  1. パートナーの仕事:リモートか、地方でも続けられる職か
  2. 家族との距離:実家までの所要時間
  3. 車の運転:地方では必須スキル
  4. 5年後の自分:その地で骨を埋める覚悟があるか

動くときに失敗しないコツ

  • まず 見学に行く:1日体験できる施設も多い
  • 複数の地域を比較:地方の中でも環境差は大きい
  • エージェント経由で情報収集:地方の産業動物求人は非公開が多い

まとめ

  • 小動物→産業動物の転職は 「人生を立て直すルート」 になり得る
  • 年収・休日・健康・金銭面、ほぼ全項目が改善
  • 牛の経験ゼロでも 3ヶ月で慣れる
  • 移住には パートナーとの対話 が最重要
  • 動いた人の 9割が「もっと早く動けばよかった」 と言う

「都会の小動物臨床で消耗している」 と感じている人は、産業動物という選択肢を真剣に検討する価値があります


ゆっけ

ゆっけ

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