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産業動物獣医師1年目の給与を公開!臨床のリアルな手取り

獣医師ゆっけが地方公務員から産業動物獣医師に転職した1年目のリアルな給与を公開。年収423万円のカラクリ、研修中の寮生活と新幹線こだまの日々、北海道NOSAIの初任給比較まで。

#産業動物#給与#年収#新卒#研修#NOSAI#体験談
産業動物獣医師1年目の給与を公開!臨床のリアルな手取り
ゆっけ

ゆっけ

こんにちは、ゆっけです。前回の記事では、地方公務員獣医師1年目の給与(年収約450万円)を公開しました。今回はその続編、産業動物臨床に転職した1年目のリアルな給与を公開します。

「臨床のほうが稼げるんでしょ?」と思っているそこのあなた。私の場合、1年目はまさかの公務員より安いという結末でした…。

なぜそうなったのか、2年目以降はどうなったのか——リアルな数字で解説していきます。

まずは結論から:1年目の年収は約423万円(公務員より安い)

ゆっけ

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衝撃の結果から書きます。

📉3年分の年収比較(衝撃の結果)
公務員1年目(前職)
約450万円
産業動物1年目
まさかのダウン
約423万円
産業動物2年目
研修明けで一気に逆転
約512万円
※ 1年目だけで見ると産業動物のほうが約27万円安い

そう、1年目だけで見ると、産業動物のほうが約27万円も安かったんです。

ゆっけ

ゆっけ

「臨床のほうが稼げる」と思って転職したのに、ふたを開けてみたら逆だった——これ、産業動物に転職する人が意外と知らない落とし穴です。

なぜこうなったのか。理由は明確で、1年目の半年間は「研修期間」だったからです。

なぜ1年目は安かったのか:研修期間のカラクリ

産業動物獣医師の世界では、入社直後に他県の診療所で半年間の研修を受けるのが一般的です。研修中は当然、自分の診療所では働けません。

私が勤務していた診療所の制度では、研修期間中は「診療所手当(月4万円)」が支給されない仕組みでした。

つまり——

🔀研修期間 vs 通常勤務 月給比較
研修期間(4〜9月)
診療所手当なし
月20万円
通常勤務(10〜3月)
診療所手当4万円・獣医師手当込み
月30万円
ゆっけ

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研修中の月給20万円、これがまあ厳しかった…。他県暮らしの生活費もかかる中で、貯金どころじゃありませんでした。

※ 研修期間の生活については別記事で詳しく書く予定です。

ボーナスも1年目は満額出ず、夏冬合わせて約10万円。これらを合計すると、年収は約423万円になりました。

ちょっと脱線:研修中の寮生活と、新幹線「こだま」の日々

ゆっけ

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ここでちょっとだけ、研修期間中の生活エピソードを。

私たち研修生は、診療所の上にある寮で新人の先生たちと共同生活を送っていました。他県から集まった同期たちと、文字通り24時間一緒です。

そして月給20万円——みんな同じ薄給組。だから自然とこうなりました。

朝・夜はみんなでお金を出し合って、スーパーで買い出し。順番に料理を作る。

ゆっけ

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誰かが買い物担当、誰かが料理担当。「今日のメニューは〇〇さんの得意料理!」みたいな日々。お金はなかったけど、なんだか部活の合宿みたいで楽しかったんですよね。

家賃も水道光熱費もかからず、思ったよりお金は使わずに済みました。…ただし、私にはひとつだけ問題がありました。

当時の彼女に会いに行く問題

そう、遠距離恋愛中だったんです。

月に1回ほど彼女に会いに行っていたのですが、その交通費が地味に大きい。新幹線の「のぞみ」「さくら」みたいな速い列車に乗りたいところを、節約のために——

ゆっけ

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「こだま」(何駅も止まる遅い電車)に乗って、4時間かけて会いに行ってました。 もはや新幹線に乗っているのか…?という状態でした。

お金がないと、こういうところで人生の知恵がつくんですよね(遠い目)。

※ 研修期間の詳しい生活については、別記事で改めて書く予定です。

1年目の給与の内訳

ゆっけ

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具体的な内訳はこんな感じです。

📘月給(研修期間:4〜9月)
基本給
20万円
診療所手当
研修期間中は対象外
なし
総支給額
20万円
📗月給(通常勤務:10〜3月)
基本給
24万円
獣医師手当・診療所手当
約6万円
総支給額
約30万円
🎁ボーナス(年間)
夏のボーナス
試用期間扱い
わずか
冬のボーナス
約10万円
ボーナス年間合計
約10万円

1年目は当直業務もなかったため、夜間手当などの追加収入もなし。 これが「研修1年目」のリアルな給与構造です。

2年目で一気に変わる:年収約512万円へ

ゆっけ

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ここからが産業動物の本領発揮です。研修期間が終わり、診療所手当・獣医師手当が通年で支給されるようになる2年目から、給与は一気に上がります。

💴2年目の月給(通年)
基本給
24万円
獣医師手当・診療所手当
約6万円
総支給額(額面)
約30万円

ボーナスも本格的に出るようになります。

🎁2年目のボーナス(年間)
夏のボーナス
約10万円
冬のボーナス
約60万円
ボーナス年間合計
約70万円
📊2年目の年収まとめ
月給×12ヶ月
約360万円
ボーナス年間
約70万円
その他手当
当直手当など
約82万円
年収合計(額面)
約512万円
※ 公務員1年目(450万円)と比べて約60万円アップ

年収にすると約512万円。公務員1年目の450万円と比べて、約60万円アップしました。

ゆっけ

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「研修期間さえ乗り切れば、ちゃんと臨床のほうが稼げる」というのが、私の実感です。逆に言えば、1年目の給与だけ見て産業動物を選ぶのは要注意ということでもあります。

ちなみに:北海道NOSAIは初任給30万超えの世界

ゆっけ

ゆっけ

ここまで読んで「研修期間で月20万かぁ…」と引いた方に朗報です。

産業動物獣医師の初任給は、地域や団体によって大きく違います。

たとえば北海道NOSAI(道東・十勝など)の初任給は、各種手当を含めて月28〜30万円超え。研修期間中でも、それなりの水準でスタートできます。

🗾NOSAI団体別 初任給比較(手当込み)
北海道ひがし農業共済組合(道東)
+諸手当
約28.2万円
十勝農業共済組合
+諸手当
約28.5万円
福岡県農業共済組合
基本給20.9万+獣医師・診療手当5万+諸手当
約25.9万円〜
出典:NOSAI団体等 獣医師採用情報(記事末尾にリンク)
ゆっけ

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人手不足が深刻な地域ほど、給与は高くなる傾向があります。北海道や離島など、産業動物の需要が大きい地域は狙い目です。

転職を考えるときは、いろんなNOSAIの採用情報を見比べてみてください。給与水準が想像以上に違うことに気づきます。

産業動物獣医師の給与で知っておくべきこと

① 研修期間中の手当制度は診療所によって違う

私が勤務していた診療所では研修期間中の診療所手当が支給されない仕組みでしたが、これは全ての産業動物診療所がそうとは限りません

研修期間中も満額支給される診療所もあれば、私のように手当が制限される診療所もあります。転職時には「研修期間中の給与はどうなりますか?」と必ず確認してください。

② 当直手当・出動手当は2年目以降に効いてくる

1年目は当直業務がない診療所が多く、夜間手当などの追加収入はほぼゼロ。2年目以降、当直に入るようになると、月数万円〜の手当上乗せが加わります。

③ 地域によって診療所手当の額が大きく違う

人手不足が深刻な地域ほど、診療所手当が手厚い傾向があります。特に北海道は産業動物獣医師の需要が大きく、給与水準も全国トップクラスです。

ゆっけ

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転職時に年収を聞くのは正直しづらいですよね…。でも、ここを聞かずに転職して「思ってたより安い…」となる人、本当にいます。お金の話はしづらいけど、転職前にしっかり確認しておくのが鉄則です。

公務員 vs 産業動物:給与の比較まとめ

ゆっけ

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3年分の数字を、項目ごとに並べてみます。

🏛️公務員1年目
月給(通常時)
約30.9万円
ボーナス年間
約75万円
残業
ほぼなし
福利厚生
手厚い
年収
約450万円
🐄産業動物1年目
月給(通常時)
研修中は20万円
約30万円
ボーナス年間
約10万円
残業
当直なし
福利厚生
標準
年収
約423万円
🚀産業動物2年目
月給(通年)
約30万円
ボーナス年間
約70万円
残業
当直あり
福利厚生
標準
年収
約512万円
短期で見れば公務員、中長期で見れば産業動物——そんな構図が見えてきます

まとめ:転職するなら「2年目以降の給与」を確認しよう

ゆっけ

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産業動物獣医師に転職する場合、何より大事なのはこれです。

1年目の給与だけで判断しないこと

研修期間中は薄給。でも2年目以降、診療所手当・獣医師手当・当直手当が加わると、しっかり稼げる仕事になります。

転職を検討している方は、面接時に必ずこう聞いてください。

「2年目以降の年収モデルを教えてください」

「研修期間中の手当はどうなりますか?」

この2つを聞くだけで、その診療所の本当の待遇が見えてきます。


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※ これは私が勤務していた診療所での例です。給与体系は地域・診療所・年度によって大きく異なります。最新の情報は各診療所の採用ページやNOSAI団体等 獣医師採用情報等でご確認ください。

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ゆっけ
ここまで読んでくれてありがとう。最後にひとつだけ、伝えたいことがあります。

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